レギュラーノーリーとフェイキーノーリーについて


「グラトリ講座」と平行して、少しマニアックな方を対象に「グラトリ検討会」なるものを行おうと思います。こちらも不定期で、思いついたらアップする方針にしたいと思います。
参考にして頂ければ幸いです。

第1回は「レギュラーノーリーとフェイキーノーリーについて」です。
現在我々が使用している板はツインチップで左右対称にできております。
故、単純に考えるとレギュラーもフェイキーも同じ形になるハズ・・
違うなら、何処が何故違うのか・・

を検討してみたいと思います。

以下はよくあるレギュラーノーリーのエントリーです。

ノーリー01
前足を伸ばしてエントリー
ノーリー02
ノーリー
ノーリー03
回転!!

次にフェイキーノーリーを左右反転させて提示します。

前足を伸ばしてエントリー

ノーリー

比べてみると色々違いが分かってきます・・
私はレギュラーノーリーから覚えまして、数年遅れてフェイキーノーリーを会得しました。
レギュラーノーリーで大切だと思ったことは

・軸足を伸ばしてエントリー
・上半身を下半身を同時に回転させてゆくイメージ
・90度で全体重を軸足に乗せる

この3点でした。
これに気を付けてゼロから練習すると、下2枚の様なスタイルになりました。

レギュラー派生の比較的面で捕らえるノーリーに対し、
フェイキー派生はノーリーするポイントを軸足の踵の鋭角に狙っている印象を受けます(上半身と肩の入れ方からです)。
点で狙うこを意識し過ぎているのでしょうか(無意識ですが・・・)

この2つのノーリーに関するスタイルの違いでこれまでに困ったことはありませんでした。

ただ、変なクセがついていない分、フェイキー派生の方が、当たればいい回転ができる気がします。

レギュラー派生にしろフェイキー派生にしろ、ノーリーは地形と雪質が非常に重要になってくると思います。より有利な条件で回転を得るために、ゲレンデの状態や地形の観察が重要になってくると思います。